出来島海水浴場で海水浴
夏が近づいてくると、ふと思い出すのが海の景色。潮風のにおいや、砂浜の熱、波の音——全部まるごと、あの季節の記憶です。そんな思い出を新たに増やしたくなったら、出来島海水浴場へ足を運んでみてはいかがでしょう。つがる市の西側に位置するこの場所は、静かでのんびり過ごしたい人にも、子ども連れにもやさしい浜辺です。
静かな浜辺と広がる日本海の景色
出来島海水浴場は、青森県つがる市木造地区にある海岸で、津軽半島の西海岸、日本海に面しています。目の前に広がるのは、長い砂浜が続く「七里長浜」。夏の昼間は遠くの水平線までくっきりと見渡せて、夕方には赤く染まる空と海のグラデーションが広がります。海に沈む夕日が、ほんとにきれいなんず。
近くには高さ10メートルほどの断崖もあり、ほどよく変化のある景色が楽しめます。観光地として派手な設備はないけれど、その分静かに過ごせるのがこの浜辺の良いところ。波はおだやかで遠浅な場所も多く、小さい子でも安心して遊ばせられるはんで、家族でのんびり行くのにもぴったりです。
足元は砂利まじりのところもあるので、マリンシューズがあると歩きやすいです。日差しを遮る場所が少ないため、帽子やサングラスもあると快適に過ごせます。訪れる人の多くはレジャーシートや折りたたみチェアを持参して、それぞれのスタイルでのんびりしているようでした。
設備がそろっていて過ごしやすい
出来島海水浴場には、シャワー室やトイレなど、必要な設備が整っています。遊んだあとにさっぱりできるのはやっぱりうれしいし、子ども連れや年配の方がいても安心です。無料の駐車場も約60台分あるので、車で行っても困らないんず。
海開きの時期は、例年7月上旬から8月下旬までで、9時~15時が利用時間の目安。JR五能線・木造駅から車で20分ほどと、アクセスもそう悪くないです。ただ、近くに売店や食堂はないので、飲み物や軽食は持参しておくと安心だべ。日陰も少ないので、タープや簡易テントがあるとより快適に過ごせます。
地元の人もよく訪れる海岸で、週末は子どもたちの声が響きわたることもあります。シーズン中は地域の管理体制も整っており、気持ちよく利用できる環境が保たれているのも魅力のひとつです。
夏の思い出にちょうどいい場所
観光地としてにぎやかではない分、静かな時間を楽しめるのが出来島の魅力です。砂浜を歩いたり、波打ち際で貝を拾ったり、それだけでも不思議と心が落ち着くんず。昼間の海も良いですが、いちばんのおすすめは夕方。日本海に沈む夕日が水平線を照らしていく光景は、つい見とれてしまうほどの美しさです。
カメラを構えて写真に残すのもいいけれど、ただその場でぼーっと眺めているだけでも、特別な時間になります。飾らない自然と向き合える場所だからこそ、ちょっと疲れたときに訪れると心がほぐれていくのかもしれません。気取らず、肩の力を抜いて、夏の海を楽しめる場所です。
夕暮れ時には、ひんやりとした風が吹きはじめて、砂の感触もやわらかく感じられます。日が沈む直前の静けさは、まるで時間が止まったような感覚になるんず。そういう瞬間に出会えるのも、この場所の良さだと感じました。
ではへばね~